株式会社西村物産

ページ番号1001626  更新日 令和4年2月15日

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「職人の手と想いでつくる、自慢のしらす商品」



12月上旬の朝9時、箕島漁港の目と鼻の先にある西村物産の加工場。 

仕入れたばかりのしらすが、カゴいっぱいに入って、ズラッ〜と並んでいる。
しらすがぎっしり詰まったカゴを取り囲み、職人達が活気づいた声を飛び交わしていた。

一人の男性が、カゴの中に手を入れ、しらすを手に取り、粒を確認している。

「この一列は釜揚げ。サイズええよってに。うん、ちょうどええ型やろ」。 

こう話すのは、西村物産社長の西村強さん。

生シラスと社長
かごいっぱいの生しらすを確認している様子

「しらすのサイズによって、最終的な加工内容が変わるんです。釜揚げや干し系は大きいサイズで、小さいサイズは佃煮に」。
社長の右腕として、仕入れを担当している専務の晶久さんは、加工品の流通や、しらすの魅力の発信作りに知恵を絞る。 

「しらすって、食事の時に主役の料理にはなかなかなりにくくて、冷ややっこや、酢の物にトッピングされて食べられる”脇役”としての登場が多いと思うんですよね。なので、どうやったら、しらす丼のようにしらすを主役にもってこれるか、しらすをもっと身近に感じてもらえるか、いつも考えています。」

 晶久さんは、より多くの方々にしらすの魅力を知っていただきたいという想いから、しらすの魅力をわかりやすく伝えるために、自社ホームページのレイアウトをスマートフォンでも見やすいように一新し、新しいしらすレシピを紹介したり、オンラインショップをスタートされたりと、日々試行錯誤している。


身近に買える”しらす”を突き詰めていく中で、「美味しいものを追求する」。
その裏側には常に「食の安全性」が向かい合わせとなる。
以来、流通量が増えるにつれ、社員一人ひとりが向き合う”高品質の商品作り”にも磨きがかかった。
そもそも、西村物産のしらすは、有田市内の箕島漁港付近でどのような過程を経て商品化されていくのだろうか。
その流れを追った。

生しらすを手に持つ画像
生しらすを目利きで選別している様子

西村物産の朝は、仕入れから。
箕島漁港で行われる競りにて、新鮮で上質なしらすのみを厳選して仕入れ、軽トラックで自社工場へすぐさま運ばれる。

釜揚げされているしらす
釜でしらすを炊き上げている様子

鮮度抜群のしらすは、秘伝の釜へ流れ着く。

「湯気ごっついから、まともにカメラ撮られへんちゃうか」と話すのは、西村社長。

確かに、釜付近は、湯気がモクモクと立ち上っている。
目を凝らして、釜の中を覗いてみると、大量のしらすが舞い踊りながら、前へ進んでいた。

この工程では、絶妙な加減の塩を交えつつしっかり茹で上げ、職人達が計量しながらカゴに詰めている。

しらすを計量し、かごに詰めている様子
職人がしらすを計量し、かごに詰めている様子

このしらすは、さらに次の加工へすぐさま運ばれる。
次は、商品化するための関門である検品作業である。
運ばれたしらすが待っているのは、風力選別機、色彩選別機、目視選別ライン。
さらには、X線検査機と金属検出機を通した上で、ようやく一つの商品となる。


釜揚げしらすと言えば、茹でたしらすを日陰で冷まし、そのままパックに詰めるような光景を想定していたが、とんでもない。

このしらすを口にする消費者の笑顔を頭に浮かべながら、食の安全を支えるため、異なる役割を持ったたくさんの従業員がワンチームでそれぞれの持ち場を守り、まるでタスキリレーを行うかのような連携プレーが全工程にあった。
 

「美味しいしらすは、徹底的にこだわればこだわるほど良いものが作り出せる。もっと美味しくてより安全な商品を食卓へお届けできるように!と日々考えています。」と専務の晶久さんは笑顔。

しらすを使った食事の写真
しらすを盛ったご飯と食事


「消費者の笑顔の為に、美味しいものをとことん追求する。」

有田市に、こんな熱いハートの会社があることをお見知りおきを。



株式会社西村物産は、食の安全・安心へのこだわりとして、平成20年3月に和歌山県食品衛生管理認定制度のHACCP認定を受けています。

また、ふるさと納税記念品以外では、直売店の他に、下記記載のオンラインショップでもご購入いただけます。



直売店の外観写真
直売店

直売店

電話
 0737-83-5929
住所
649-0316 和歌山県有田市宮崎町2443
営業時間
8時30分~17時30分
加工場・事務所の外観写真
加工場・事務所

加工場・事務所

電話
0737-82-6771
住所
649-0316 和歌山県有田市宮崎町433-1

記念品